JRA高松宮記念(G1)「空前絶後」の最強メンバー集結!? タワーオブロンドンVSグランアレグリア……春のスプリント王決定戦に「マイルG1馬」5頭参戦か
29日に中京競馬場で開催される「春のスプリント王決定戦」高松宮記念(G1)は、歴史に残る好メンバーの争いになりそうだ。
今、「スプリント界」の主役と言えば、昨年のスプリンターズS(G1)を制したタワーオブロンドン(牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)と、高松宮記念連覇が懸かるミスターメロディ(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)に違いない。
しかし、今年は「マイル界」で頂点を極めたG1馬5頭が初の1200m参戦で、春のスプリント王決定戦を史上空前のハイレベルに押し上げている。
その中心にいるのが、昨年の桜花賞馬グランアレグリア(牝4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)だ。
昨春の桜花賞(G1)で世代の頂点に立つなど、1600m戦で非凡なパフォーマンスを見せていたグランアレグリア。ただ、ファンの度肝を抜いたのは、初の1400m挑戦となった昨年末の阪神C(G2)だった。
中団からメンバー最速の上がり3ハロン33.5秒の脚で抜け出すと、最後は独走。5馬身差の2着だったフィアーノロマーノが前哨戦の阪急杯(G3)で2着(3着繰り上がり)したことで、ますますグランアレグリアの評価が高まっている。
今回初の1200m挑戦となるが、前評判は現スプリント王タワーオブロンドン以上。桜の女王がスプリント界の新たな主役となるか。