JRA高松宮記念(G1)「空前絶後」の最強メンバー集結!? タワーオブロンドンVSグランアレグリア……春のスプリント王決定戦に「マイルG1馬」5頭参戦か
2018年のマイルCS(G1)の覇者ステルヴィオ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)の参戦も興味深い。
2018年の秋にマイル界の頂点に立ったステルヴィオだが、その後はノド鳴りに悩まされて未勝利。しかし、キャリア初の1400m戦となった阪急杯では出遅れながらも、見せ場たっぷりの5着。陣営も「これなら」と思ったはずだ。ノドに不安があるだけに、単純な距離短縮はプラス。初の1200m戦で、久々の戴冠があってもおかしくない。
引退か、現役続行か流動的だが、2016年の2歳女王ソウルスターリング(牡6歳、美浦・藤沢和雄厩舎)も前走の中山記念(G2)で3着と復調しているだけに、出てくれば見せ場があるかもしれない。
これら5頭の“マイル王”を迎え撃つ、スプリント王のタワーオブロンドンはタイトルを守りたいところ。無論、昨年のスプリンターズSで2、3着だったモズスーパーフレアやダノンスマッシュ、高松宮記念2着のセイウンコウセイらも健在だ。
香港や豪州に比べ、レベルが低いと言われている日本のスプリント界。果たして、その見立て通り、マイル界からの刺客に飲まれてしまうのか、それとも現役のスピード自慢が意地を見せるのか――。
今年の高松宮記念は、目が離せない一戦となりそうだ。