JRA【高松宮記念(G1)展望】グランアレグリア、タワーオブロンドン、ダノンスマッシュの三つ巴「乗替りがカギ」……ディープインパクト産駒初のスプリントG1制覇なるかも注目

 同厩のダイアトニック(牡5、栗東・安田隆行厩舎)も巻き返したい。前走阪急杯(G3)は2位入線からの3着降着となったが、18日の1週前追い切りでは栗東・坂路で4F49秒9-11秒9とこの日の一番時計を叩き出したように馬は絶好調だ。

 ほかにもシルクロードS(G3)を強い勝ち方だったアウィルアウェイ(牝4、栗東・高野友和厩舎)、淀短距離S(L)を制したアイラブテーラーの勢いも侮れない。

 安田記念(G1)とフェブラリーS(G1)を制し、芝ダート両G1制覇を決めたモズアスコット(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)、スプリント初挑戦となる昨年のヴィクトリアM勝ち馬ノームコア(牝5、美浦・萩原清厩舎)がどういう走りを見せるかも興味深い。

 モズスーパーフレア、セイウンコウセイ、ステルヴィオ、ナックビーナスなど伏兵も多数が出走を予定している。

 また、昨年死亡したディープインパクトは2020年生まれがラストクロップで、残された期間はあとわずか。グランアレグリアが勝利すると、同馬産駒としては初のスプリントG1優勝になる。

 豪華メンバーが集まった第50回高松宮記念は、29日、15時40分の発走を予定している。

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