馬券購入者の「毛根」を守る!? 馬券が惜しくもハズレでも「救済措置」によって救われる競馬先進国の馬券事情
無論、本来の的中と比較すれば”オマケ”程度の配当になってしまうが、仮にWIN5で4レース的中して、最後の1レースで2着になった際のダメージを考えれば(筆者は実際に経験したことがある)、日本の競馬ファンの毛根を……もとい精神安定を守るためにJRAには是非とも導入してほしい制度である。
先日の凱旋門賞の馬券売り上げは、最終的に41億円を超えた。これは世界中でも最大の売上で、つまりプールは異なるが「今年の凱旋門賞で最も馬券を買ったのが日本人だった」ということだ。
今回が初の販売だったということも多分に影響しているだろうが、同時にこの結果は日本社会に競馬がいかに浸透しているか、そして日本が世界でも屈指の競馬人気国であることを示しており、世界水準でみれば今後の馬券発売の見通しも極めて明るいといえる。
今年、海外馬券の発売という大きな一歩を踏み出した日本。今後、世界に合わせてどのような馬券が発売されていくのか、ギャンブラーにとっては胸が躍るところだ。