JRA皐月賞(G1)美浦からサリオスら出走馬の有力情報が到着! 強力な「現地情報」で勝利は目前!?
19日(日)、中山競馬場で開催される皐月賞(G1)。「最も速い馬が勝つ」ともいわれるこの1戦を前に、美浦の関係者達から出走馬についての耳寄りな情報がもたらされた。その一部をお届けしよう。
サリオス(堀宣行厩舎)は、D.レーン騎手を背にクラシック1冠奪取に燃える。
昨年の朝日フューチュリティS(G1)は好位追走から最後の直線で抜け出し、押し切り勝ち。2着に2馬身半差つける強い内容で2歳王者に輝いた。
今年はトライアルには目もくれず、クラシックに直行。このローテが吉と出るか凶と出るか。
「サリオスを管理する堀厩舎は、関東で日曜に開催されるレースに出走する場合は、木曜に追い切ることが多いのですが、同馬は水曜に追われています。スタッフに聞くと『休み明けのせいか、追い切り後の回復が遅い。1日早く追ってレースまで時間があくようにした』と事情を説明してくれました。
スケジュールに微調整を強いられたものの、最終追い切りは3頭併せ、馬なりで5ハロン67秒8、ラスト12秒7を記録。予定通りのタイムが出たようで『状態に関しては十分。太目感もありません』と管理する堀師も満足気。2000m戦は初挑戦となりますが、『ノンビリした馬なので。距離もこなせるはずです』と、明かしてくれました」(美浦関係者A)
好走の準備は整ったか。
共同通信杯(G3)勝ち馬ダーリントンホール(木村哲也厩舎)も上位進出を狙う。
昨年は勝ちきれない競馬が続いた。だが、今年の始動戦となった共同通信杯では逃げたビターエンダーを最後の直線で捉え、激しい叩き合いの末にハナ差の勝利。重賞勝ち馬としてクラシックに挑戦することになった。
「雄大な馬格から繰り出される、跳ねるようなフットワーク。見ていて惚れ惚れする走りをしますね。ここでも頑張ってもらいたいのですが、陣営は『共同通信杯があまりにもデキが良かっただけに、それ以上は難しい』と弱気。
実は、前走はレースの1週前に脚を腫らしたため、抗生剤を投与して出走だったそうです。その状態で激走したため『反動がありました。この状態で上位争いはちょっと……』と肩を落としていましたね」(美浦関係者B)
厳しい戦いを強いられそうだ。