デビュー2戦合計「13馬身」の圧勝劇にC.ルメール騎手も「強い、強い」ダート界に現れた超新星に高まる「第2のラニ」の期待!
レース後のルメール騎手の言葉通り、まさに持ったままの圧勝劇。後続に付けた差は7馬身。同じく6馬身差で圧勝したデビュー戦を加えると、2戦で「合計13馬身」も突き放したことになる。
「早い時期から優秀な馬が目立った昨年と比較して、今年の2歳はまだ明確に『これは強い』といった馬があまり出ていませんでしたが、まずはダートで”大物”が出てきましたね。現時点では抜けた強さ。エピカリスの陣営の話によると、今後は北海道の北海道2歳優駿(G3)を経て、12月に川崎で開催される全日本2歳優駿(G1)に向かうようです。
今回のレースで競馬に幅ができましたし、ダートなので2歳の内は余程のことがない限り負けないでしょう。先々も楽しみな存在ですね」(競馬記者)
気の早い話になってしまうが、これだけ強いダート馬が出たとなれば、やはり今年のラニのように「世界」に挑戦してほしいと思ってしまうのがファンの性。
実際に今年の9月には『JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY』と称して、米国のケンタッキーダービーへの出走馬選定のポイントシリーズが創設された。エピカリスの今後の進路から、このシリーズに参戦することはなさそうだが、今年のラニのようにドバイのUAEダービー(G2)から米国クラシックへ参戦の可能性は一つの選択肢としてあるはずだ。