JRAヴィクトリアマイル(G1)アーモンドアイ完全復活「最大の立役者」は三浦皇成!? C.ルメール「凄くいい仕事をしてくれた」貫いたプロフェッショナルに感激
「現在、新型コロナウイルスの影響で騎手の東西移動が制限されています。そのため、関西所属のルメール騎手は、関東馬のアーモンドアイの調教に駆けつけられない状況。そこで管理する国枝厩舎が白羽の矢を立てたのが三浦騎手でした。
ただ三浦騎手としても、ヴィクトリアマイル(G1)ではトロワゼトワルの騎乗が決まっていたため、ある意味では敵に塩を送るような状況。それでもプロフェッショナルを貫いた三浦騎手の姿勢が、アーモンドアイ復活の要因の1つになったことは間違いないでしょうね」(競馬記者)
実際に勝利騎手インタビューが終わりに差し掛かった際、ルメール騎手はあえて1本指を立てて「もう1つ」と付け加えた。
「コウセイ・ミウラに感謝したいです。コロナウイルス(の影響)で僕は美浦トレセンに行けなかった。替わりに三浦ジョッキーがアーモンドアイの調教に乗ってくれました。凄くいい仕事をしてくれました。それは凄い大事なことだから」
一方、週中に『スポニチ』の取材に応じた三浦騎手も「日本を代表する牝馬。追い切りだけでも乗れたのは素晴らしいこと」とコメント。最強女王とのコンタクトは、自身にとっても貴重な経験になったようだ。ちなみに三浦騎手が騎乗したトロワゼトワルは、12番人気ながら4着に好走した。
「コウセイ・ミウラ、ありがとうございます!」
そんな三浦騎手への感謝の思いで、勝利騎手インタビューを締めくくったルメール騎手。最強女王アーモンドアイの復活劇に沸いた今年のヴィクトリアマイルだったが、それを支えたのは2人のホースマンのプロフェッショナルに徹した姿勢だったに違いない。