JRA【平安S(G3)展望】オメガパフューム、ゴールドドリーム、ロードレガリスら有力馬に乗り替わりが続出 “手替わり”が波乱を巻き起こす!?
マーチS(G3)の勝ち馬スワーヴアラミス(牡5歳、栗東・須貝尚介厩舎)も楽しみな1頭だ。
今年の始動戦となったポルックスS(OP)で2着に4馬身差をつけて圧勝。続くアルデバランS(OP)こそロードレガリスに敗れて2着に終わったが、3着以下には5馬身差をつけるなど、高い能力を持つことを証明した。
前走のマーチSでは最後の直線で、外から脚を伸ばしてきたクリンチャーとの叩き合いを制して重賞初制覇を達成。遅れてきた素質馬として期待が懸けられている。
今回は、売出し中の若手・西村淳也騎手騎乗予定だったが、斜行したとして、5月23日(土)から31日(日)まで9日間の騎乗停止の処分。西村騎手にとっては重賞初制覇のチャンスだったが、無念の乗り替わり。松田大作騎手とともに挑むことになった。
現役屈指の京都ダート巧者・ヴェンジェンス(牡7歳、栗東・大根田裕之厩舎)にも期待が集まる。
今年のフェブラリーS(G1)こそ10着に終わったが、前哨戦の東海S(G2)では勝ち馬エアアルマスから0秒1差の2着。京都ダート巧者が健在であることをアピールした。
これまで京都のダートでは10戦して1勝ながら、2着4回、3着2回、4着1回、着外2回。複勝率は驚異の7割だ。他の有力馬と違い、乗り慣れた幸英明騎手が引き続き手綱を握る点も見逃せない。
これら以外にも、昨年のレパードS(G3)勝ち馬ハヤヤッコ、快速逃げ馬スマハマ、3連勝中の上がり馬マグナレガーロらが出走を予定。上位進出を狙う。
新型コロナウイルスの影響で、多くの騎手の乗り替わりが行われたうえで、開催されることになった平安S。この乗り替わりが勝敗を左右するカギになるのだろうか? 発走は23日(土)15時35分を予定している。