JRA「クラシック未勝利」ノーザンファームが危機的状況……。打倒コントレイル、窮地を救うのはダービー激走のアノ馬か!?
父ドリームジャーニーは現役時代にグランプリ春秋制覇など重賞を7勝しているが、その勝ち鞍はすべて右回り。実力馬だが左回りになった途端に成績が悪くなり、実際にダービーは5着で、東京コースは5戦全敗と左回りを苦手としていた。
また半兄ワールドエースはダービーで1番人気に支持されるも4着に敗れており、こちらも左回りの成績は「0-1-0-5」と苦手にしていた。同じく半兄のワールドプレミアは左回りの出走経験がないため適性は未知数だが、他の兄姉が左回りを苦手としていることから血統的には不向きの可能性が高そうだ。
そんな血統背景にあるヴェルトライゼンデがダービー3着に好走したのは、父や兄の記録を上回るものであり、右回りかつ半兄が勝利している菊花賞では十分に期待できるだろう。まさにノーザンファームの最後の砦となりそうだ。
果たしてヴェルトライゼンデはコントレイルに待ったをかけて、ノーザンファームの5大競走制覇を8年連続に伸ばすことができるだろうか。夏の成長に期待したいところだ。