JBCクラシック(G1)が11月3日(木、祝日)に開催!コパノリッキーVSアウォーディーによるダート界の頂上決戦を見逃すな!
母は天皇賞馬ヘヴンリーロマンス。つまりは今春のアメリカ三冠を完走し、日本競馬史にその名を残したラニは弟ということになる。やはり、そのダート適性は折り紙付きで、昨年9月にダート路線へ転向してからは、負けなしの5連勝と快進撃を続けている底知れない大器だ。
特に前走の日本テレビ盃(G2)では初のダート一線級との戦いとなったが、モーニンやサウンドトゥルーといった強豪馬を完封。モーニンとはアタマ差の接戦だったが、3着以下には5馬身以上の差をつける、まさに「G1級」の走りだった。
また、鞍上の武豊騎手はこのレースで5連覇を含む7勝を誇る相性の良さ。今年でまだ16回目だが、半数近くを競馬界のレジェンドが独占している圧倒的な状況だ。それも今年は参加した交流重賞ですべて馬券圏内を確保するという、神懸った手綱さばきを見せている武豊騎手。やはり、コパノリッキーを負かすとすればこの馬か。
この秋からセン馬になったノンコノユメ(セン4歳、美浦・加藤征弘厩舎)の”大変身”があれば「2強」を一気に負かしてしまうかもしれない。
これまで間違いなくダート界トップクラスの能力を秘めながら、3歳のジャパンダートダービー(G1)の勝利を最後にG1勝ちから見放され続けているノンコノユメ。今年のフェブラリーS、さらには帝王賞でも1番人気だったが共に2着と、どこか噛み合わない状況が続いている。
しかし、この秋、陣営はノンコノユメの去勢を決定。種牡馬になることを諦めてでも、この秋に懸ける決断を下した。