「地方最強」ソルテがJBCスプリントで中央勢をなぎ倒す!? 最大のライバルはやはり戸崎圭太騎手の……
最大のライバルは、同い年でこちらもマイルを中心にダートで結果を残し続けるベストウォーリア(牡6 栗東・石坂厩舎)。ソルテに対してはかしわ記念、さきたま杯と先んじられる状態が続いているが、ビッグタイトル獲得に向けて勝負の仕上げでくる可能性は大きい。
何より、ベストウォーリアに騎乗するのはJRAの戸崎圭太騎手。移籍前は地方No.1騎手だっただけに、地方交流での勝負強さはかなりのものだ。舞台に慣れ親しんだ騎手と円熟の同馬のコンビは、ソルテにとって大きな壁となって立ちはだかるだろう。
無論、ソルテも万全の状態でレースに臨む。鞍上金沢競馬所属の吉原寛人騎手。すでに13回ソルテに騎乗し、同馬の長所も短所も知り尽くしている。吉原騎手ならば、ソルテの長所を完全に熟知しており、下手なレースはしないだろう。ゲートも真ん中6番枠を取れたことで、スムーズに逃げる展開にもっていけそうだ。
他にも前走でソルテを下したレーザーバレットや、復活の兆しを見せるドリームバレンチノも出走するが、やはり最大の敵はベストウォーリアだろう。この2頭の対決はまさに「地方VS中央」という交流重賞の醍醐味を示している。果たして結果はどうなるのか。願わくば、地方のスターが中央のエリートをなぎ倒して戴冠、という感動的なシーンを見てみたい。