JBC開催の川崎競馬場が地方競馬の「売上新記録」を達成!確実な発展を遂げつつある新たな競馬ブームの実態とは

 一時は低迷の一途を辿っていた競馬ブームが復活しつつあるのは、どうやら本当らしい。

 3日にクラシック、スプリント、レディスクラシックの3つのG1からなるJBC(ジャパンブリーディングファームズカップ)開催を終えた川崎競馬場が、1日あたりの売上48億7402万2850円を記録し、これが地方競馬の1日の売上の最高記録を更新したことがわかった。

 従来の記録は、昨年末に大井競馬場で東京大賞典(G1)が行なわれた12月29日の48億5144万4950円だったが、今回はそれを2000万円ほど上回る新記録。何より大きいのが、大井競馬場と川崎競馬場という異なった開催場が、短期間で地方競馬そのものの史上最高売上を更新した事実だ。

 大井競馬場に関しても、すでに今年6月に行なわれた帝王賞(G1)が前年比155%の記録し、従来の売り上げ記録を2億円上回ったように極めて順調に業績を伸ばしている。これは地方競馬全体が、今までにない良好な流れを築きつつあると述べても過言ではないだろう。

「今回のJBC開催が大きく成功した理由として、川崎競馬場が約20年ぶりに大きくリニューアルしたことが挙げられます。これはナイター競馬を導入して以来の大改装で総事業費は約20億円。

 2号スタンドの全面改良や芝生広場の大型遊具の新設に加え、大型のキッズスペースや1号スタンド、内馬場投票所などがすべてリニューアルされました。エスカレーターの増設やウィナーズサークル、大型ビジョンの新装など見た目にも明らかな変化が見て取れたのが、入場者数の大幅な増加につながったようです」(競馬記者)

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