マリアライト、タッチングスピーチに危険信号? 競馬評論家・鈴木和幸のエリザベス女王杯追い切り診断を公開!


 秋華賞の2着馬「パールコード」は、先週3日に長め7Fからの併せ馬。強めに追って併走先着、楽々と上がり37秒1をマークした動きに、激走の反動、疲れはまったく感じられない。むしろ、さらに一段と上向いた印象。今週は息を整えるだけだったので時計は芝5F70秒5-38秒5と平凡だが、低い重心でバネの利いたすばらしいフォーム。理想的に仕上がった。

「マリアライト」は、休み明けのオールカマー5着のあと放牧に出て、10月20日に美浦に戻った。その後はウッドで軽めながら時計4本、最終追い切りはウッドコースの外ラチ沿いを馬なり、時計は5F69秒1-39秒5-13秒5。前走の時点でほぼ仕上がっていたし、京都への長距離輸送もある。だからこその軽め重視の仕上げだし、動きは軽快、気分よさそうな走りだったから、あくまで予定通り、これでよかろう。ただ、気分よさそうに見えて実は、行きたがっていたようなそぶりにも見えた。この点と、いかにも体がすっきりしすぎ、この観点からすると仕上がりすぎて強くやりたくてもやれないんではと、勘ぐれないでもない。レース当日の馬体重には要チエックである。

 5月のヴィクトリアマイル以来、およそ半年ぶりとなる「ミッキークイーン」。しかし、これまで休み明けでも2、2着しており、テッポウ使い(休み明け)を苦にしない。十分に攻め馬だけで仕上がるタイプだ。これを立証するように、時計を出すごとに動きが軽くなり、先週3日の時点で坂路52秒0-37秒9-12秒0の好時計、今週はアッと驚く52秒0-38秒0のラスト1F11秒9である。追い出されてからの反応の速さ、併走馬を3馬身ちぎった伸び脚は、相手馬が止まって見えたくらいだ。それでなくてもレースになれば全力を出し切る馬だし、大崩れしない(唯一の着外8着もジャパンカップの0秒3差)のが真骨頂、凡走はない。

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