JRA天皇賞・秋(G1)アーモンドアイ「8冠忖度」にガッカリ……!? 「ノーザン系」サリオス、サートゥルナーリア相次ぐ回避で問われる大記録の価値
「サートゥルナーリアも、サリオスも、ノーザンファームが抱える一口馬主クラブの所属馬であることが注目を集めているようです。
ノーザン系のクラブ馬といえば、以前から競合を避ける“使い分け”疑惑が囁かれていますが、今年の天皇賞・秋にはJRAの最多G1勝利記録『8冠』が懸かっているアーモンドアイが出走するだけに、ファンの間では早くもノーザンファームによる『アーモンドアイ忖度では』という憶測が流れていますね」(競馬記者)
圧倒的なパフォーマンスで史上5頭目となる牝馬三冠を達成し、ジャパンCで強豪古馬を撃破。翌年にはドバイターフ(G1)を圧勝し、日本だけでなく世界でも最強馬の1頭に数えられているアーモンドアイ。すでに競馬史に残る名牝であることは、疑いようのない事実だ。
しかし、昨年末の有馬記念で9着とキャリア初の惨敗を喫したことで、これまで完全無欠だったアーモンドアイの評価が大きく揺らいだ。
「アーモンドアイは、もう絶対的な存在ではない――」
そんなファンの“不安”が渦巻く中、今年の始動戦として予定されていたドバイターフが、新型コロナウイルスの影響によって中止に。ヴィクトリアマイル(G1)へ矛先を向けたアーモンドアイは4馬身差の圧勝劇を披露し、JRAのタイ記録となる7冠を達成した。
これでディープインパクトやシンボリルドルフ、テイエムオペラオーら歴代の最強馬の記録と肩を並べることとなったアーモンドアイ。だが、これまでのレースとは大きくメンバーレベルの落ちる牝馬限定戦ヴィクトリアマイルでの記録達成に、一部のファンからは不満の声も聞かれた。