【徹底考察】マイルCS(G1) ヤングマンパワー「充実度No.1の新星が行なうべきは『婚活』!? 勝利の鍵は最後まで寄り添えるパートナーの存在」

ヤングマンパワー(JBISサーチ公式サイトより)

『考察』

「充実度」という意味ではメンバー一番ではないだろうか。重賞連勝を含む3連勝中のヤングマンパワーが満を持してマイル界の頂点に挑戦する。

 3歳春にアーリントンC(G3)を勝ったものの、その後は鳴かず飛ばずだったヤングマンパワー。2度の重賞3着、オープン2着がありながら本賞金を加算できず、今年の6月には1600万下に出走している。

 だが、その多摩川S(1600万下)こそが飛躍のきっかけとなった。

 全馬トップの58㎏を背負いながらも、共同通信杯(G3)2着やプリンシパルS(OP)勝ちのあるベルキャニオンをハナ差抑えての勝利。アーリントンC以来、1年3か月ぶりの勝利だった。

 そして、ここから続く関屋記念(G3)、富士S(G3)の連勝は、この馬の立ち位置を大幅に上昇させる内容。条件馬から一気にG1を狙える位置まで出世したのは、賞金面も然ることながら、その内容が充実しているからだ。

 まずは、今夏の関屋記念。このマイルCSでもライバルとなるマジックタイムが1番人気だったレースは、目まぐるしく先頭が替わる激しい流れ。最終的にレッドアリオンが果敢に飛ばして、1000mの通過が57.1秒の速い時計で推移している。

 そんな流れをヤングマンパワーは、好位の6番手で追走。新潟外回りの長い直線の中で、先に抜け出したダノンリバティとの叩き合いを制すると、上がり3ハロンを33.7秒でまとめてマジックタイムの猛追もしのぎ切っている。

 ただ率直に述べて、前走の富士Sの勝利は得られた賞金ほど価値の高いものではない。

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