ジャパンC(G1)は外国馬イラプトを侮ることなかれ「ディーマジェスティと互角」と判断した英大手ブックメーカーが見せる「不気味な動き」とは
27日に東京競馬場で開催される国内最大の国際レースとなるジャパンC(G1、芝2400m)。
今年は天皇賞馬キタサンブラックや有馬記念馬ゴールドアクター、皐月賞馬ディーマジェスティなど、特に豪華なメンバーが顔を揃えたため”添え物”のように、わずか3頭だけ出走してくる外国馬に対しては早くも「眼中になし」という声も聞かれる。
それも、そのはずだ。前回、外国馬がジャパンCの馬券に絡んだのは、10年前のウィジャボードの3着が最後。馬券とは関係のない4着でさえ、ここ10年で2009年のコンデュイットしか入線していない。
それもコンデュイットは同年のキングジョージ6世&QES(G1)とブリーダーズCターフ(G1)の勝ち馬であり、ウィジャボードも同年のブリーダーズCフィリー&メアターフ(G1)を勝つなど「世界屈指の女傑」といわれていた。
ちなみに両者の人気はともに3番人気であり、ホームの日本の競馬ファンも認める「世界的な強豪馬」でなければ、善戦さえ難しい状況である。
そんな中でも、昨年のイラプト(仏・F.グラファール厩舎)のジャパンC・6着という実績は間違いなく「善戦」といえるのではないだろうか。
それも昨年のジャパンCで、むしろイラプトは不完全燃焼だった。