JRAジャパンC(G1)アーモンドアイに見る「世代レベル」格差! コントレイル、デアリングタクト時代はまだまだ先か…… 3歳馬のレベルに大きな疑問
「今後は2000m前後までを中心に、グランアレグリアを筆頭として4歳牝馬が競馬界を引っ張っていくことになるんじゃないでしょうか。ジャパンCで4着と健闘したカレンブーケドールの他、クロノジェネシスやラヴズオンリーユーなど粒揃いです。
コントレイルとデアリングタクトも、もちろんそこに台頭してくるとは思いますが、3歳世代としては、アーモンドアイがいなくなったからといっても楽ではありません。5歳牡馬もフィエールマンを筆頭として全体的にレベルが高いですし、来年も強敵となりそうです」(競馬記者)
ジャパンCでコントレイルやデアリングタクトと接戦を演じたカレンブーケドール以外にもクロノジェネシスやラヴズオンリーユーとは未対戦。
距離や展開も違うだけに単純比較はできないが、アーモンドアイが勝利した天皇賞・秋でフィエールマンやクロノジェネシスは0.1秒差と女王に迫った。対するジャパンCのコントレイルとデアリングタクトは0.2秒離されている。
ジャパンCでも、5歳牡馬のグローリーヴェイズが3歳三冠馬2頭と0.1秒差の5着。レース後、川田将雅騎手が「勝ちに行った分、この着順になってしまいました」と語ったように、じっくりと構える競馬なら更に上の着順もあったかもしれない。
コントレイルとデアリングタクトの3歳馬2頭は三冠馬だ。同世代の中で抜けて強いと目される馬たちが古馬のトップクラスと同等と考えれば、その他の3歳馬が古馬G1で通用しない可能性は高いのではないだろうか。
今年も芝の古馬G1としては有馬記念を残すのみ。世代のレベルに目を向けてみれば、思わぬ穴馬が見つかるかもしれない。