JRAが下したアーモンドアイ「成長力なし」評価にガックリ!? 「芝G1・9勝」「賞金王」で最強証明も、最後まで超えられなかった壁
3日、JRA(日本中央競馬会)から先週末のレーティングが発表され、歴史的な一戦となったジャパンCが再び大きな注目を集めている。
三冠馬3頭が激突した一戦を制したのは、先輩のアーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)だった。コントレイルとデアリングタクトという無敗の三冠馬を従えての勝利は、まさに現役最強馬の証明であり、9冠女王のラストランは伝説となったと述べても過言ではない。
しかし、JRAが下したジャッジはファンを少しガッカリさせたかもしれない。
「先日のジャパンCを勝ったアーモンドアイのレーティングは124。牝馬換算128は現役最高の評価でしたが、アーモンドアイ自身の評価としては一昨年のジャパンCや昨年の天皇賞・秋、今年のヴィクトリアマイルと同等というジャッジ。結局、本馬は124の壁を超えることができませんでした。
これだけの豪華メンバーに勝ったのですから、もう少し評価されてもよかった気もしますが……」(競馬記者)
過去にアーモンドアイがレーティング124を叩き出したのは、世界レコードで勝った3歳の秋のジャパンCと昨年の天皇賞・秋、今春のヴィクトリアマイル。いずれも圧巻のレースだったが、「世紀の一戦」と称された今回のジャパンCには、さすがに見劣りする感は否めない。それだけに同等の評価に留まったレーティングを残念に思うファンは少なくないだろう。
また、見方を変えればアーモンドアイが3歳の秋から変わっていないという見方もできる。「極めて高い能力を保ち続けた」といえば聞こえはいいが、逆に「成長していない」という見方をされても仕方がないということだ。
また、今回の評価でもう1つ残念な点は、あのライバル女王に届かなかったことだという。