JRA三浦皇成「川田将雅のバトン」完全無視の大敗にガックリ!? チャンピオンズC(G1)クリンチャー陣営「前走をイメージして乗ってほしい」も後方待機でG1通算92連敗
3枠5番から、まずまずのスタートを決めたクリンチャーだったが、外から先行馬が殺到し、ズルズルとポジションを下げていく。結局1コーナーは11番手で通過。後方待機を余儀なくされると、瞬発力勝負に出た最後の直線では、進路を探して右往左往するシーンも見られ11着に大敗した。
「スタート直後は隣にいたエアアルマスの後ろを取りに行ったようですが、思ったよりも前に行けず、外から次々と前に入られたのが結果的には致命傷でしたね。1コーナーではチュウワウィザードに、やや進路をカットされる不利もありました。
ただ厳しい言い方をすれば、ある程度想定できた流れではあったので、もっと積極的にポジションを取り行ってもよかったのかもしれません。
川田騎手も『返し馬で乗って、やはり瞬発力ではないと感じた』と話していましたし、みやこSのようなスタミナ勝負に持ち込みたかった陣営からすれば、瞬発力勝負になってしまった競馬ぶりには、なかなか納得できないでしょうね」(競馬記者)
一方、納得できなかったのは、クリンチャーを応援していたファンも同様のようだ。レース直後からSNSや掲示板には「何故、後ろから?」「あの競馬でどうにかできるわけない」「川田騎手に乗ってほしかった……無理だけど」と、三浦騎手のレースぶりに疑問の声が続々……。
中には「G1の三浦は信頼できない」「三浦騎手だから切った」という厳しい声もあった。
2008年に91勝を挙げ、武豊騎手が持っていた新人最多勝記録を塗り替えるなど、輝かしいデビューイヤーを飾った三浦騎手。昨年は自己最多となる102勝を挙げるなど、今では関東のトップジョッキーの1人に君臨しているが、G1はデビューから通算92連敗……。
特にここ5年間は連対すらなく、ファンの間でもすっかり「大舞台で勝負弱いジョッキー」として認識されてしまっている。
「流れに乗って、3コーナーに入るまではいい手応えでしたが、4コーナーで手が動く形に。左回りで少しスムーズさを欠いたところもあったようです」
レース後、今回の敗戦をそう振り返った三浦騎手。しかし、みやこSの再現を期待していた人々からは「そこじゃなくて……」という声が聞こえてきそうだ。