岡田総帥と英国ダービーを目指すコスモスがデビュー2連勝!次は「芝で変身する」地方の怪物が有馬記念当日に「真」のベールを脱ぐ!?
マイネル軍団を統べる岡田繁幸氏が来年の英国ダービー(エプソム競馬場、芝2400m)に送り込むと話題のコスモス(牡2歳、川崎・河津裕昭厩舎)が2日、デビュー2戦目を完勝。また一歩「大いなる野望」へと歩を進めた。
先月4日のデビュー戦(川崎)を9馬身差で圧勝したコスモス。この日はJRAの2歳認定競走となるひばり特別(大井)に出走。単勝1.5倍だったデビュー戦を超える1.2倍の支持を集めた”怪物”は、スタート直後から先手を奪うと危なげなく逃げ切った。
騎乗した山崎誠騎手は「普通の馬だったら、キャリアが豊富な馬を相手に勝てるものではない。今まで乗ったことのないような雰囲気。バネがあります」と相棒を絶賛。
管理する河津裕昭調教師も「折り合いもつくし、スピードもある。落とせない中で、予定通りにきていますからね。まだまだ成長途上」と大きな手応えを感じているようだった。
だが、一人だけ不満を示したのが、誰よりもこの馬に期待する岡田総帥だ。
総帥は「正直、勝ち方には不満」と愛馬の快勝劇を一刀両断。確かにデビュー戦は9馬身差だったが、この日は2馬身差。手応えには余裕があったが「あれだけの手応えがあって突き放せなかった」と、レース内容に不満があったようだ。
それどころか「ダートはやっぱり苦手」と豪語。「もっと強いはず。手先が軽くてバネがあるから、芝ではきっと”変身”します」と、コスモスは芝レースでこそ本領を発揮すると持論を展開した。
ところが、この話に「それはさすがに……」と閉口したのが記者たちだ。