【徹底考察スペシャル】香港カップ(G1) エイシンヒカリ「武豊騎手と連覇でフィナーレを飾る!最大のライバル・モーリス撃破に必要なのは『欲』を捨てること?」
香港競馬は4ハロンごとの時計表記となるため、200mごとの正確なラップ推移はわからない。そのため推定となるが、少なくとも前半の1000mが60秒を切っているということはなさそうだ。
ただし、1200m~1600mまでの区間が「23.59」になっているということは終始先頭だったエイシンヒカリが、残り800mよりも前の地点からロングスパートをかけている証拠に他ならない。ちなみに「23.59」を日本式に均等するとだいたい「11.8秒‐11.8秒」となる。
したがって、今年の香港Cのカギを握るのも、昨年のような外連味のない逃げが打てるかどうかだろう。武豊騎手には今年モーリスを破った2頭(ロゴタイプ、ネオリアリズム)が、ともに無欲の逃げ馬だったことを思い出してほしい。
(監修=下田照雄(栗東担当))