【徹底考察】阪神JF(G1)ジューヌエコール 「ダート短距離一族の『異端児』に芝G1制覇は可能か!? 3連勝中ゆえの目に見えない課題とは」
ソウルスターリング、リスグラシューと並んで阪神JF(G1)の3強を形成するのが、今回ピックアップするジューヌエコールだ。
この馬のセールスポイントは、デビュー以来無傷の3連勝でG1の舞台に登ってきたそのキャリア。しかもただの3連勝ではなく、すべて「牡馬」を相手にした混合戦という点も評価が高い。
おまけに前走デイリー杯2歳Sは、今年の菊花賞3着馬エアスピネルをはじめ、クラレント・エイシンアポロン・キャプテントゥーレなど、ここを経由して後にG1を優勝、あるいは好走した馬も多い出世レース。中には10年の阪神JFを制覇したレーヴディソールもいた。ジューヌエコールが5年前の再現をできるのか、その可能性を探っていきたい。
【前走考察】
11/12 デイリー杯2歳S(2歳G3・芝1600m)1着
レースは序盤、ゲートが開くと同時に好スタートを切ったボンセルヴィーソが楽にハナを奪う展開。前半3Fのタイムは35秒9で、過去10年の平均と比較すると少し遅いペースだった。
6枠6番発走のジューヌエコールは出脚もまずまずついて、スタート直後にちょうどラチ沿いのポケットに潜り込み、ロスを抑えるコース取りを選択。