JRA福永祐一は「中京の芝限定」田辺裕信は「中山ダート1200m」2021年JRA好スタートの“今だから買える”騎手・調教師・生産者をまとめてみた

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、2021年のJRAも何とか開幕。しかし開催4日間だけでも衝撃の結果が続出となっている。

 WIN5は史上最高配当を記録し、ノーザンファームはすべての重賞を勝利する一方、あの川田将雅騎手はまさかの0勝……腰痛で離脱の武豊騎手や、M.デムーロ騎手の不振(4日間でわずか10鞍の騎乗、1勝のみ)。さらに例年席巻する短期免許の外国人騎手不在も大きいだろう。

 まさに群雄割拠の混戦模様となっているが、そんな中でも好スタートを決めた騎手や厩舎がいる。

 そこで今回はここまで好成績をあげている騎手、調教師の中から、特に馬券的に狙えるオススメ関係者をピックアップした。またこの時期ならではの活躍を見せる生産者もまとめているので、皆様の馬券の参考になればと思う。


■騎手編

◎関東
“中山ダート1200mで狙え!”
田辺裕信【5.0.2.20】
勝率18.5% 連対率18.5% 複勝率25.9%

 JRA通算1000勝を今年中に達成しそうな田辺騎手。勝率・連対率ともに派手さはないが、ここまで5勝で関東リーディング1位となっている。特に買えるのが中山のダート1200m。7戦3勝で勝率・連対率ともに42.9%を記録しているが、6番人気以内なら4戦3勝で勝率・連対率ともに75%と跳ね上がる。中山ダート1200mに田辺騎手が騎乗したら要チェックだ。


“中山ダートの安定度は随一”
吉田豊【4.0.1.12】
勝率23.5% 連対率23.5% 複勝率29.4%

 ベテラン吉田豊騎手が4勝の好スタート。昨年は中山で合計9勝だったので、その約半分をこの4日間で稼いだことになる。吉田騎手の狙いもダート戦だ。中山ダートは8戦3勝で勝率・連対率ともに37.5%。1~2番人気に騎乗すれば、3戦3勝と全勝を記録している。中山ダートの騎乗はすべて人気以上の着順というのも心強い。


◎関西
“ダートで4番人気以内は買い!”
松山弘平【7.2.1.24】
勝率20.6% 連対率26.5% 複勝率29.4% 重賞1勝

 中山金杯で今年最初の重賞勝利騎手となり運を掴んだか、ここまで7勝で東西リーディング1位の松山弘平騎手。ただしダート5勝に対し芝2勝とダートの方が安定。実際に芝は勝率14.3%・連対率21.4%だが、ダートは勝率25%・連対率30%と一気に数値がアップ。さらにダートで4番人気以内なら【4.1.1.6】で勝率33.3%・連対率41.7%・複勝率50%なのでますます狙える。


“中京の芝で信頼度抜群!”
福永祐一【6.4.3.12】
勝率24% 連対率40% 複勝率52% 重賞1勝

 さすがに今年も安定した成績だが、基本的に買えるのは勝率30%・連対率60%の中京芝コースだ。中山は3鞍騎乗して未勝利で、重賞では1番人気に騎乗して4着だった。またダートの短距離戦も苦手な傾向にあり、1200~1400mは5戦未勝利で2着もない。逆に1800m以上は7戦3勝と結果を出しているが、買うなら2番人気以内で前走4着以内が条件。基本的に芝の連対率53.8%に対しダートの連対率は25%と、その差は2倍以上。馬券的には中京の芝、そして上記の条件に合致したダート中距離戦が勝負ポイントである。


“ハンデ戦&中京芝で覚醒!”
高倉稜【3.1.0.3】
勝率42,9% 連対率57.1% 複勝率57.1%

 4億円馬券となったWIN5の立役者でもある高倉騎手。騎乗数は4日間で7回と少ないながらも、見事3勝。その人気は4番人気・7番人気・14番人気だから、まさにお宝ジョッキーだ。なお7番人気と14番人気の勝利はともにハンデ戦。今週以降、ハンデ戦で人気薄なら押さえておくのが無難か。ちなみに中京の芝戦は2戦2勝で、その2勝がともにハンデ戦。これも馬券のポイントとなるかもしれない。

関連記事

競馬最新記事

人気記事ランキング 5:30更新

競馬

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS