【徹底考察】朝日杯FS(G1)タガノアシュラ「圧勝→惨敗→大逃げ。破天荒な戦歴と日本トップ級の良血を持つ『阿修羅』は、武豊のG1完全制覇を助けるか」
果たして初のマイル短縮で逃げられるのか。これまで逃げた2戦で踏んだ前半3Fのラップは、新馬戦=36秒6、黄菊賞=36秒7で、特別速いわけではない。スタート後にガンガン押しまくればもう少しダッシュはつくだろうが、今度は最後まで脚が持たなくなるだろう。
幸いにも短距離でガンガン逃げるタイプは登録しておらず、上手く行けばハナを切れる可能性はゼロではない。ただ不確定要素も多いだけに、ゲートが開いてみないとわからないというのが正直なところだ。
来年には大阪杯がG1に昇格するため、仮に今年朝日杯FSを勝てなければ、武豊騎手の平地全G1制覇にはさらに時間がかかってしまうことになる。そうならないためにも、タガノアシュラにはまさしく”阿修羅”の如き活躍を見せてほしいものだ。
(監修=下田照雄(栗東担当))