JRA川田将雅「お墨付き」!? フェブラリーS(G1)オーヴェルニュ「悲願・G1制覇」へ。悲劇の「ドン詰まり」から10年……丸山元気に再び巡るビッグチャンス

 ただ、この後に更なる悲劇が待ち受けていた。

 直線で押し退けたサカジロキングが元となり、マルタカシクレノン、ピルケンハンマーの進路が狭くなる不利。フィジークルーズの走行も妨害したとして14着へと降着となったのだ。

 スギノエンデバーは、単勝2.1倍の圧倒的人気馬。直線の脚色からもスムーズなら圧勝していたと思われるだけに、丸山騎手にとっては惜しまれる敗戦となった。

 それから約10年。杉山オーナーの所有馬で挑戦するのは、丸山騎手にとっても悲願となっているG1レースだ。

 混戦必至の様相となっている今年のフェブラリーS。『netkeiba.com』の予想オッズでも、オーヴェルニュは差のない5番人気と大いに勝機はある。

 再び巡ってきたチャンス。これを活かし注目を集めれば、成績もV字回復を描くのではないだろうか。

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