JRA大阪杯(G1)コントレイルVSグランアレグリアら超豪華メンバーに「寂しい」の声!?空前絶後のハイレベルに「戦々恐々」が招いた“ピンチ”とは

 4月4日に阪神競馬場で行われる第65回大阪杯(G1)。出走を予定しているメンバーが極めて豪華であることが、以前から話題になっている。

 最注目馬は、なんと言っても昨年の三冠馬コントレイル(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)だが、同馬の独擅場に待ったをかけるように送り出されるノーザンファーム3本の矢、グランアレグリア(牝5、美浦・藤沢和雄厩舎)、サリオス(牡4、美浦・堀宣行厩舎)、レイパパレ(牝4、栗東・高野友和厩舎)にも大変な注目が集まっている。

 さらには、2017年セレクトセールで税込6億円を超える価格で取引された、まだ底を見せていないと思われるアドマイヤビルゴ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)や、2018年の日本ダービー馬ワグネリアン(牡6、栗東・友道康夫厩舎)なども出走を予定。話題に違わぬ超豪華メンバーの集結が予想される。

 一方で、あまりに強力なメンバーが顔を揃えると、勝ち目のない陣営は出走を回避し、少頭数になるということも珍しくない。『netkeiba.com』で報じられている大阪杯の想定メンバーは現在のところ10頭と、G1としてはかなり寂しい頭数になることも予想されている。

 ちなみに、現在想定されている10頭は以下の通りだ。

アドマイヤビルゴ
カデナ
グランアレグリア
クレッシェンドラヴ
コントレイル
サリオス
ブラヴァス
ペルシアンナイト
レイパパレ
ワグネリアン

 グレード制が導入された1984年以降、頭数が10頭以下で行われた3歳以上の平地G1競走は、1987年の天皇賞・春、1990年と1991年の宝塚記念のたった3例しかない(出走取消等除く)。

 なお、これらはすべて10頭立て。つまり、今年の大阪杯は現在の想定メンバーである上記10頭の中から1頭でも回避すれば、グレード制導入以降では初めてとなる「1桁頭数」での3歳以上平地G1競走になるということだ。

 海外では日常茶飯事のように見かける、古馬達による1桁頭数でのG1競走だが、日本国内では先述の通り1984年以降では例がない。

 この想像を超える少頭数での想定に、ネット上の掲示板では「もっと多く出てくると思っていたが」「寂しいG1だなぁ」「このメンツ見たら出走する気すら起きない」などといった、やや戸惑いのコメントも多く見られた。

「大阪杯が少頭数で行われそうな要因は、もちろん強力なメンバーが出走を予定していることもありますが、同じ時期に海外でビッグレースが行われる影響もあるでしょう。出走してもおかしくなかったクロノジェネシスとラヴズオンリーユーはドバイ、デアリングタクトとキセキは香港に遠征することが予定されています」(競馬記者)

 もちろんまだ想定の段階なので、これよりも頭数が増えることもあれば、さらに減る可能性もある。週末には大阪杯の登録馬がJRAの公式ホームページで更新されると思われるので注目しておきたい。

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