JRA高松宮記念(G1)モズスーパーフレア「失速」が勝ち馬を導く!? 方程式が導き出した爆穴「☆」後方一気で万馬券あるか
28日に中京競馬場で行われる、高松宮記念(G1)を今週は予想していく。
まず、今回人気の1頭となりそうなのが、4歳牝馬のレシステンシア辺りなのだろうか。前走の阪急杯(G3)で1400m戦を逃げてレコード勝ちしており、初の1200mでもスピード負けはしないだろう。
しかし、悩ましいのは馬場状態だ。
京都競馬場の改装工事により、替わりとして使われた中京競馬場の傷んだ馬場に加え、高松宮記念の当日は雨予報。昨年はモズスーパーフレアが逃げ切ったが、今年は一転して差し決着という可能性もありそうだ。
「◎」は、3番ライトオンキュー。
陣営は「シルクロードS(G3)は馬場の悪い内側を通りながらも、トップハンデを背負って2着でした。まだ馬体に緩さもありましたし、使って状態面が上がっているので上積みは見込めます。今度は馬場状態が違うと思いますし、段々と馬場も傷んできましたからね。この馬に条件が揃ったんじゃないでしょうか」と荒れた馬場を味方に一発を狙っている。
シルクロードSで1番人気のモズスーパーフレアが敗れたことをどう見るかだが、馬場の悪かったことが影響していると考えれば、さらに悪化が進んでいる今回は2着だったライトオンキューが他馬との比較でさらに高いパフォーマンスを見せることも期待できる。
一昨年の京阪杯(G3)を見ても、モズスーパーフレアが失速した際にライトオンキューが好走と、この2頭の適性は相反するものがある。これまで古川吉洋騎手を起用してきたが、G1で横山典弘騎手へスイッチしてきたあたりに陣営の本気度も感じられ、ここは乾坤一擲の勝負と見た。
「○」は、10番ラウダシオン。
こちらもシルクロードSでライトオンキューと同じような位置から3着と好走したのだから、やはり荒れた馬場への適性は高いのではないだろうか。昨年のNHKマイルC(G1)でレシステンシアを破っているように能力の裏付けもある。
また、前走で初めて1200mを走ったラウダシオンだが、関係者のコメントからはかなり期待してもよさそうだ。
「将来的には短距離馬になると思っていたし、昨秋くらいから馬体の作りもゴツくなってきた。今年からスプリント路線にシフトしたのは正解だと思います。実際、前走は出遅れながらもスっと加速して先団に取り付けたし、適性を感じる内容でした。気温の上昇と共に代謝が良くなり、前走以上のデキなので好レースに期待ですね」(関係者)
叩き2走目となる今回は、スプリンターとしての資質を存分に発揮してくれるはずだ。