西のルメール騎手「2勝」東の戸崎騎手「1勝」熾烈なリーディング争いの最終決着へ、ラスト2日間の両雄の騎乗馬を分析!
ほぼ全レースでチャンスがあり、最低でも2勝は積み上げておきたい。特に3Rの2歳未勝利のルーズベルトゲームはディープインパクト×サプレザという超良血馬。デビュー戦でも上々の動きを披露していただけに、ここは順当に勝っておきたい。あとはA評価でどれだけ勝ちを拾えるかが勝負の鍵を握りそうだ。
25日の目玉は、やはり有馬記念のサトノダイヤモンドだろう。強敵は多いが、グランプリを制してリーディング獲得に花を添えたいところだ。ホープフルSのレイデオロも1番人気が確実視される素質馬になる。
2勝のアドバンテージは大きく、泰然自若の騎乗を貫けば結果はついてくるはずだ。
対する戸崎騎手は24日の内に最低でも2勝、できれば3勝以上を目指したい。特に師走S(OP)で騎乗するグレンツェントは前走みやこS(G3)2着と、ここでは完全に格上。追いかける立場もあって、ここは必勝態勢でいきたい。他にもチャンスのある有力馬が数多くおり、仮に3勝以上できれば単独でのリーディング獲得も見えてくる。
ただし、勝負をかけるのは直接対決となる25日だ。
この日は有馬記念を含む8鞍でルメール騎手との直接対決が待っている。ここで戸崎騎手が勝利を重ねることは、そのままルメール騎手の敗北にもつながり、1勝1勝が非常に効果的な1日となる。つまり、逆にここでルメール騎手に白星を量産されるようなら、いよいよ敗色濃厚ということだ。
逆転トップに向けて落とせないのが、朝の1Rと2Rの未勝利戦だ。共にいつ初勝利を挙げてもおかしくない有力馬に騎乗しており、ここでは抜けた人気が予想される。有馬記念だろうと未勝利戦だろうと同じ1勝は1勝。追いかける戸崎騎手にとって、この2レースの勝利は前提条件ともいえる重要なレースになりそうだ。