JRA古川奈穂はもはや主戦!? 新人女性騎手が「坂井瑠星超え」の快進撃、リーディングひた走る矢作芳人厩舎の卓越した育成手腕
こちらは4月18日までの成績だが、今年の矢作厩舎所属馬で、3番人気以内に支持された馬の成績が素晴らしい。対象馬42頭が13勝を挙げているほか、2着7頭、3着14頭。勝率31.0%、連対率47.6%、複勝率に至っては66.7%と安定感抜群の成績を残している。
常々、「競馬ファンはお客さんである」と公言している矢作芳人調教師。人気を裏切らない馬づくりを実践していることがわかるデータといえるだろう。
競馬ファンの期待を裏切ることなく、東西リーディングの首位を走る矢作厩舎。
さらに自厩舎の主戦騎手が不在でも、3月にデビューしたばかりの新人女性騎手を積極起用するなど、ほかの騎手に頼らないその姿勢も素晴らしいが、しっかりと結果を出しているあたりも、矢作師の見事な手腕といえる。
いずれにせよ、兄弟子の坂井騎手も、このままの成績で終わるわけにはいかない。矢作厩舎が今後、どれだけの白星を積み上げるか注目しながら、厩舎所属の2人の騎手のライバル争いにも注目したい。