JRA武豊&川田将雅が福島牝馬S(G3)“攻略ヒント”提供!? 「◎」は新潟替わり “歓迎”の条件馬【八木遊のフォーメーション馬券予想】
24日(土)、新潟競馬場では福島牝馬S(G3)が行われる。ヴィクトリアマイル(G1)に向けて、勝ち名乗りを上げるのは果たしてどの馬か。自称“新潟巧者”の八木遊がフォーメーション馬券で的中を狙う。
新潟競馬場は未経験、そして3勝クラスの条件馬だが、8枠16番パラスアテナ(牝4歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)を「◎」に指名する。
昨年4月に福島で未勝利戦を勝ち上がると、続くカーネーションC(1勝クラス)で2連勝。秋には、紫苑S(G3)で2着に入り、秋華賞(G1)に駒を進めた。初めてのG1では、12番人気という低評価ながら、後方から追い込み見せ場たっぷりの4着に好走。その後は、3勝クラスで4着、3着と勝ち切れていないが、牝馬が相手なら十分勝つ能力はあると見る。
3着に敗れた前走のアメジストS(3勝クラス)はハンデ戦。勝った7歳牡馬のスパイラルダイブと同じ55kgを背負う実質トップハンデながら、0秒2差という惜敗だった。
騎乗した武豊騎手はレース後に「ハイペースは得意な馬ではないです。もう少し溜めて行きたかった」とコメント。35秒5-36秒2の前傾ラップで切れ味を削がれたことを敗因に挙げていた。
今回は新潟外回りで、牝馬同士の一戦はスローペースが濃厚。道中しっかり脚を溜めることができるだろう。
また、4着に敗れた2走前の寿S(3勝クラス)で手綱を取った川田将雅騎手のレース後コメントにもヒントが隠されていた。
「前半、進んで行けませんでしたし、直線も進路を作るのに時間がかかりました」
この時も35秒3-36秒0という前傾ラップについていけず、道中は後方2番手という位置取り。上がり最速の末脚を繰り出したが、勝ち馬を0秒3差に追い詰めるのがやっとだった。
最後の直線が659mとJRAで最も長い新潟外回りなら、最後の直線で進路取りに手間取ることはないだろう。大外枠から、ペースを見ながらいい位置を取ってくれるはずだ。
今回鞍上を務める坂井瑠星騎手は、3走前の秋華賞でパラスアテナを4着に導いており、仕掛けどころも分かっている。中団後方から瞬発力勝負で、一気に突き抜けるシーンを思い描く。