TCK女王盃(G3)、2017年の「交流重賞」開幕! 女王ホワイトフーガが登場も「異色」のディープインパクト産駒が意地を見せるか
最初は中央でデビューしたものの、500万下で苦戦する存在だった。だが、4歳の12月に浦和競馬に移籍すると、そこからは13戦して11勝2着1回3着1回というパーフェクトな成績。ディープインパクト産駒の地方所属馬という異色の存在が、その血に恥じない大きな成長を遂げている。
昨年3月からは破竹の8連勝を達成して堂々とJBCレディスクラシックに挑んだが、結果は3着。だが、前を走っていたのがホワイトフーガとレッツゴードンキであれば、悲観する結果ではないはずだ。JBCレディスクラシックではホワイトフーガに大きく突き放されたが、あの時とは異なりこちらには3kgの斤量のアドバンテージがある。
母のトーセンジョウオーもエンプレス杯(G2)やマリーンC(G3)を勝つなど、交流重賞の牝馬限定戦で活躍した名牝。だが、結局G1には手が届いておらず、悲願を娘に託すこととなっている。越えなければならない壁は高いが、向こうは休み明け。斤量面を考慮しても、叩くなら”ここ”だろう。
昨年のレディスプレリュードでホワイトフーガを相手に金星を挙げたタマノブリュネット(牝5歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)も面白い存在だが、騎乗予定だったC.ルメール騎手が22日の落馬で急遽、大井の真島大輔騎手に乗り替わりとなっている。
また、条件戦を連勝中の上がり馬ワンミリオンス(牝4歳、栗東・小崎憲厩舎)も、主戦の福永祐一騎手が22日にインフルエンザを患ったため急遽、戸崎圭太騎手に乗り替わっている。
どちらも逆転の有力候補だけに、この予定外の乗り替わりが一つのポイントとなりそうだ。