キタサンブラックの「ライバル候補」が難病を乗り越え復活! 週末節分Sに”遅れてきた怪物”登場か

 最後の勝利から約1年後の16年11月。グレーターロンドンは東京8R・3歳上500万に突如として姿を見せる。レースでは後方に待機しつつ機を伺い、3コーナー過ぎから徐々に進出。最後の直線で上がり最速の33秒4の末脚を見せ、勝利を掴んだ。消えた良血馬が復活の狼煙をあげた瞬間だった。

 次走の3歳上1000万下も目の覚める伸びを見せ勝利、今週末は東京第10レース節分Sに出走予定だ。過去、カフェブリリアントやマジックタイム、ケイアイエレガントなどがこのレースに勝った後、重賞戦線へと繰り出している。グレーターロンドンも制覇すれば、重賞参戦のローテーションが組まれることになるだろう。

 難病から復帰したグレーターロンドン。病のためスター馬たちがたどる”主流”に乗れなかった不遇馬は重賞戦線のダークホースとなることはできるのだろうか? 出走の時間を期待して待ちたい。

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