JRA「重賞未勝利」ジョッキーに微笑むのは“勝利の女神”か!? ソングラインは軽視、関屋記念(G3)「◎」は“痛恨のハナ差”に雪辱チャンスのあの馬
「○」は、18番パクスアメリカーナ。
骨折放牧明けで約2年4カ月ぶりの出走となるが、元々が後のG1馬とも接戦を繰り広げていた馬。久々の実戦がポイントとなるが、追い切りでは2週連続で調教師自らが跨り鋭い動きを見せている。
陣営は「追い切りでは動いていますし、実戦に行ってのレース勘がどうかだけですね」と半信半疑だが、過去には春秋マイルG1を制覇したインディチャンプや、NHKマイルC(G1)勝ち馬のケイアイノーテックにも先着。能力的には最上位ともいえる存在だけに、大外枠での一発に期待したい。
「▲」は、15番ミラアイトーン。
前走は15着と大きく敗れたが、出遅れが響いた印象。その前は3戦連続の3着と、勝ち切れないものの安定した成績を残している。
昨年の関屋記念でも5着と健闘しているように、展開次第で一発は十分。外枠、先行脚質と条件は揃っていそうなだけに、巻き返しに期待したいところだ。
「☆」は、5番アトミックフォース。
昨年のエプソムC(G3)では、アンドラステとも0.1秒差の5着と差のない競馬。今回、少し内目の枠となったが、先行力があり包まれる心配もそれほどないだろう。
何と言っても今年のエプソムCが好内容で、完全な差し競馬をただ1頭前で粘り込んだ。今回もスムーズに先行できれば、勝機はあると見る。
「△」は、6番ロータスランド、11番ソングライン、13番カラテ、17番マイスタイルの4頭。
ロータスランドは、陣営が「前走の中京記念は、小倉の硬い馬場を気にしていたみたい……。少し重たい血統ですし、時計が速くなるのは良くなさそうですね。今回は週中から雨予報ですが、むしろこの馬にとってプラスだと思いますよ」と道悪馬場を歓迎。
ソングラインは断然の1番人気になりそうだが、斤量が51kgといえ古馬とは未対戦。道悪の経験も新馬戦の2着のみと乏しく押さえまでとした。
カラテは外枠、先行馬と魅力も、陣営が「連勝時と比べると物足りないね。爪を痛めたことで休ませたので、完調になるのはもう何戦か使った後かもしれません」と状態面での不安。
マイスタイルは陣営が「前走は、返し馬から抑えが利かない感じで……。マイルに短縮するのはいいですし、気分良く運べれば」と気性面の不安を指摘しており、距離短縮でゆったり運べるようなら可能性は感じられる。