JRA新潟記念(G3)相性抜群の超良血馬に「◎」大波乱必至!? ザダル、トーセンスーリヤ他、人気上位馬は「バッサリ」
「○」は、10番ラーゴム。
こちらは唯一の3歳馬で、古馬とは今回が初対戦。クラシックでは惨敗を喫したが、立て直しての巻き返しに期待したい。
今年のきさらぎ賞(G3)を勝利したラーゴムだが、陣営が「もっと背負わされるかと思っていました」と話すように、今回は斤量53kgと恵まれた感。「日を追う毎に体つきも良くなって、春先より動けるようになっています。放牧したことで、以前より折り合いに進境も見せていますよ」と、心身ともに成長も見込めそうだ。
皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)では控える競馬となったが、折り合いに進境が見られるようになった今なら以前のように先行することも可能なはず。きさらぎ賞ではホープフルS(G1)3着のヨーホーレイクを退けているようにポテンシャルは世代屈指の存在であり、能力を出し切れば勝ち負けが期待できるだろう。
「▲」は、5番リアアメリア。
前走のヴィクトリアマイル(G1)は13着と惨敗したが、メンバーも強かった印象。それでも、昨年のオークス(G1)で4着と好走しているように、今回のメンバーでは能力上位の存在だ。
近2走は後方からの競馬となったが、両レースともにマイル戦。そこからの400m距離延長に加え、鞍上も川田将雅騎手へ乗り替わり。今回は先行する可能性も大いにあるだろう。
関係者は「実戦での結果が伴いませんが、相変わらず稽古は抜群ですよ」と話しており、状態自体は良さそう。内目の枠から上手く先行できれば、一変が期待できる。
「☆」は、8番ギベオン。
こちらも前走の安田記念(G1)がハイレベルだった印象で、NHKマイルC(G1)2着の実績は侮れない。
陣営は「ハンデは少し気になりますが、キッチリ仕上がっています」と話しており、デキに関しては文句なし。中日新聞杯(G3)、金鯱賞(G2)と2000m重賞で2勝した実績もあり、トップハンデ(57.5kg)を考慮しても可能性は十分だろう。
「△」は、3番ショウナンバルディ、12番ヤシャマルの2頭。
ショウナンバルディは近走、重賞でも常に上位争い。ハンデも55kgと手頃で、内枠、先行脚質も悪くない。
ヤシャマルにしても先行脚質で、前走のエプソムC(G3)は9着に敗れたが、差し、追い込みが上位を独占する競馬だった。12番と若干外目の枠だが、ハンデは54kg。流れが向けば巻き返す力はありそうで、押さえておきたい1頭だ。