元JRA藤田伸二氏「見ていて面白くないわ」、武豊「後味の悪いレース」あわや落馬の大斜行に酷評! 大塚亮一オーナー3.6億円馬「最後の未勝利戦」でも見せ場なし【週末GJ人気記事総まとめ】
様々なGORAKUを心から愛する「GJ」。今週も人気だった競馬記事を、下手の横好きライター「A」と、当サイトの酔いどれデスク「Y」が徒然なるままに振り返ってみた!!
■元JRA藤田伸二氏「こんなの競馬じゃねぇよ」新潟記念(G3)最終週の“大外決着”にぼやき……「やっぱり見ていて面白くないわ」
ライター「A」:先週の新潟記念(G3)ですが、開催最終週ということもあって、最後の直線では各馬が馬場の中頃から外側に殺到する展開。2年連続で8枠の馬が馬券圏内に2頭入るなど、千直競馬のような決着が続いています。
デスク「Y」:アイビスサマーダッシュ(G3)とか千直のレースなら理解できるんだけど、直前まで内側を走ってるレースであれをやると、かなりのロスになるんじゃないのかなあ。
ライター「A」:それでも2年連続で外に行った馬が上位を占めていますからね。元JRA騎手の藤田伸二さんは、自身のYouTubeで「見ていて面白くない」と酷評していたそうです。
デスク「Y」:自分の予想がハズレたからじゃないの?(笑)。でも、確かに藤田さんが現役の時は、そこまで「馬場、馬場」言ってなかったもんなあ。
ライター「A」:それだけジョッキーのスキルが進化しているということ?
デスク「Y」:うーん、まあそれもあるだろうけど、一番は千直のレースができたことで「馬場状態が良い大外があんなに伸びること」に、みんなが気付いたってのが大きいのかも。
ライター「A」:確かに、千直のレースであれほど外枠の馬が有利になるとは思いませんでした。
デスク「Y」:あんなに枠順で有利不利が出ちゃうのは、JRAとしても計算外だと思うよ。海外は直線レースでも、だいたい馬場の内側から真ん中くらいに集合するからね。あと、大外は外ラチを頼りに走れることも大きいかも。
ライター「A」:確かに、通常のレースで逃げ馬が粘るときもラチを頼りにしてますもんね。それだけに今年のアイビスサマーダッシュで見せた、菅原明良騎手とバカラクイーンの“イン強襲”には驚きました。
デスク「Y」:貪欲に可能性を探っていくという意味でも、セオリーに縛られないのは良いことだよね。そこまで目立ってないけど今年の大阪杯(G1)でレイパパレの川田将雅騎手が4コーナーまではインベタで、最後の直線で馬場の良い外に持ち出す乗り方は理想的だったなあ。
ライター「A」:最後の直線で外に行く場合は、だいたいコーナーから外を回っていますからね。そう考えると、まだまだ見つかってない画期的な作戦があるのかも。今後もジョッキーの方々には型に嵌らない自由な騎乗を期待したいですね。
デスク「Y」:正々堂々の勝負を期待してる藤田さんは、ますます怒りそうだけど(笑)。
■JRA武豊でも、川田将雅でも、福永祐一でもダメ……大塚亮一オーナー「3.6億円馬」ザレストノーウェア「最後の未勝利戦」でも見せ場なし
ライター「A」:先週は夏競馬最終週ということで新潟記念(G3)や小倉2歳S(G3)といった重賞が行われた一方、未勝利戦が今年最後の開催となりました。中でも一昨年のセレクトセールで3億6000万円で落札されたザレストノーウェアが敗れてしまったことが注目を集めたようです。
デスク「Y」:3.6億で落札っていえば、税込みだともう約4億円でしょ? 改めて思うけど、競馬って恐ろしいね……。
ライター「A」:価格が4億円ってことは、単純にG1・4勝くらいがノルマってことですよね。ちなみにグレード制導入以降で、JRAと海外だけでG1・4勝に到達した馬って何頭くらいだと思います?
デスク「Y」:G1・4勝っていうと相当な名馬だよね。オグリキャップとか、トウカイテイオーでも、確か4勝だったと思うし……。最近はG1が増えたからハードルが下がったと思うけど、少なくとも50頭いないはず。
ライター「A」:34頭です。
デスク「Y」:グレード制導入がだいたい1980年頃だったから、40年間で34頭か。仮に年間6000頭生産されてるとして……約7000頭に1頭か! ちなみに宝くじってどれくらいの確率なの?
ライター「A」:1等が5億円のジャンボで1000万分の1らしいですよ。
デスク「Y」:なんだ、宝くじと比べたら余裕じゃん♪
ライター「A」:いや、宝くじは1枚300円ですから。ザレストノーウェアは4億円。
デスク「Y」:そうだった!(笑)。でも一方で、サイバーエージェントの藤田晋さんが購入した5億円馬のドーブネはデビュー戦を勝ってたね。ウマ娘、万歳!「アオハル杯」超面白いんだけど!
ライター「A」:最近、どうも仕事が遅いと思ってたけど、これか……。