武豊エアスピネル、またも「決め手不足」がチラつく結果に。超スローペースも、後方からやってきた「増量ライバル」に差し切られ……
「武豊騎手は『ここまで流れが遅くなるとは』とスポーツ報知の取材にコメントしていますが、それであっても自身より後方のプロディガルサンに差されてしまったのは想定外でしょう。スローペースで、ブラックスピネルを捉えようとする動きもないレースだっただけに、エアスピネルにはもっと早めに動いてほしかったという声は多いですね。瞬発力では同馬より上は多いでしょうから」(競馬記者)
もともと「キレ味」に関しては同世代のトップには一枚劣る印象のあるエアスピネル。積極的なレース運びでタフな展開に持ち込んでこそ粘りが活きるタイプだけに、今回の完全なる「ヨーイドン」が向かないことを改めて示してしまった。
新たなマイル王襲名に向け、再び課題が浮き彫りになったエアスピネル。次は4月のマイラーズC(G2)に向かうようだが、どんなレースを展開すべきなのか。まだまだ模索の余地はありそうだ。