武豊を超える”宿命”を持つ天才・横山典弘騎手の「秘蔵っ子」がいよいよデビュー!競馬界に新たな「スター誕生」の足音
無論、単なる横山典騎手の”親バカ”だけではない。横山武史騎手は模擬レースで3連勝。全8戦で総合ポイントを争う「競馬学校チャンピオンシップ」で見事優勝を果たした通り、同期の中ではすでに抜けた実力を示している。
また、肝心な周囲のバックアップにも抜かりはなさそうだ。
今年の新人騎手に騎手免許が交付された先月13日には、すでに横山武史騎手のデビュー戦の騎乗が決定。デビュー当日となる4日の中山1レースで、加藤征弘厩舎のルーナデラセーラーに騎乗することとなった。当然ながら同期最速。歴史を振り返っても、異例の早さといえる。
それも単なる形だけの”デビュー祝い”ではなく、前出の記者が言うには「ワンチャンスありそうな馬」ということらしい。
「ルーナデラセーラーはデビューしてから大きく負けていませんし、今回と同条件のここ2戦が4着と6着。横山武史騎手なら斤量面で3kgの恩恵がありますし、上位争いをする可能性は充分にあると思います。福永祐一騎手のような”初騎乗初勝利”もあり得るかもしれませんね」(同)
ルーナデラセーラーだけでなく、デビュー週の合計8鞍は同期の中では最多タイ。それも単なる”量”だけでなく、今回が昇級戦ながら前走1着だったクラウンロマンなど”質”も揃っているようだ。
「目標は父(横山典弘)。騎手の腕が試される天皇賞・春を勝ちたい」という横山武史騎手。華々しいデビューを飾り「新時代」の幕開けを告げるのか。ウワサの大型新人がいよいよ今週、そのベールを脱ぐ。
(監修=永谷 研(美浦担当))