昨年の覇者ゴールドアクターに勝つことが「G1制覇」の条件?日経賞(G2)で”中山の鬼”が最強4歳世代の「高き壁」となって立ちはだかる!
また、ゴールドアクターにとって相手関係は楽になる。昨年の日経賞では、有馬記念で2着に負かしたサウンズオブアースと、4着のマリアライトがともに出走。「有馬記念の再戦」と注目されたが、難なく勝ち切っている。
そんな昨年に比べれば、本馬を除いた有馬記念の最先着馬は11着のアドマイヤデウス。本馬が4着だったジャパンCを含めても最先着は6着のレインボーラインと、一見相手がそろった感もあるが、やはり「一枚格上の存在」である。
無論、”後輩”に胸を貸すことも大事だが、この馬自身倒すべき明確なターゲットがいるだけに、「現役2強」が不在のここでは負けられない思いもあるだろう。
昨年より1㎏軽い57㎏での出走は、G1タイトルの上積みが至上命題だった本馬にとって屈辱でしかないだろうが、ここはきっちりと勝ち切って春のG1戦線へ有馬記念のリベンジを果たしに行きたいところだ。
(監修=永谷 研(美浦担当))