ファンディーナも「大ピンチ」!? 「スローにする理由がない」絶好調・池添謙一と厄介者・アダムバローズが皐月賞のペースをかき乱す!


 12日、逃げ馬候補の1頭アダムバローズを管理する角田調教師は『スポーツ報知』の取材を受け「行き切れた時の方が、折り合いがつく」と事実上の逃げ宣言。さらに「多少、速いペースであっても、自分のリズムで運べればバテないタイプ」とハイペースも辞さない構えを示した。

 実際に若葉Sのアダムバローズは逃げたタガノアシュラとともに1000m通過が59.1秒という、かなり速いペースを作り上げている。それでもしっかりと最後まで粘って勝ち切った内容に、陣営は速いペースでも「簡単には止まらない」と自信を深めているというわけだ。

 さらにアダムバローズは、昨年11月の京都2歳S(G3)で1000m通過62.2秒というスローペースを2番手で追走し、最後の直線で完全にキレ負けして最下位に沈んだ苦い経験がある。その時に勝ったのがカデナだった。

 つまり、スローペースからの瞬発力勝負ではカデナにまったく敵わないことを、身をもって経験しているのだ。

 そうなるとアダムバローズが下手にペースを緩める理由は何もない。鞍上は大阪杯(G1)で3着、桜花賞(G1)勝ちと、ここにきて持ち前の勝負強さを遺憾なく発揮している池添謙一騎手。玉砕ギリギリの”勝負ペース”を刻むことが濃厚だ。

 カデナの主戦を務める福永祐一騎手は『netkeiba.com』のコラム内で「他馬は気にせず、自分の馬とのリズム、呼吸を合わせることに主眼を置き、謙一自らが勝ち取った一戦だった」と先週の桜花賞での池添騎手の騎乗を絶賛。

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