今年は新種牡馬がヤバい!? オルフェーヴルVSロードカナロアの熾烈極まる覇権争いに「欧州王者」が参戦する超ハイレベル世代!
桜花賞と皐月賞が終わり、勢力図がはっきりし始めている今年の3歳クラシック戦線。続くオークス、日本ダービーという頂上決戦に向けて有力馬が虎視眈々とその牙を研いでいるが、その一方では早くも「来年のクラシック」へ向けた戦いが始まろうとしている。
特にこの2017年が初年度産駒のお披露目となる新種牡馬には、ディープインパクトを頂点とする種牡馬界の序列を塗り替えるほどの「大物」がスタンバイ。例年以上に充実したラインナップとなっており、大きな注目を浴びている。
その中心にいるのが、史上7頭目の牡馬三冠馬オルフェーヴルだ。
クラシック三冠以外にも有馬記念や宝塚記念などG1競走を6勝。その中でも光るのは、2年連続での凱旋門賞2着だろう。現在のところ日本で最も世界の頂点に近づいた存在といえる。ディープインパクトを以来の三冠種牡馬ということで、600万円という強気な種付け料にも良血牝馬が殺到したようだ。
一際大きな注目が集まっているのが、プリメラビスタと名付けられた名牝ビワハイジの仔。2010年の年度代表馬ブエナビスタの妹であり、この日本を代表する名繁殖牝馬が回ってきたということ自体が、新種牡馬オルフェーヴルへのただならぬ期待の表れといえるだろう。栗東の池添学厩舎への入厩が予定されているおり、初年度産駒の目玉となっている。
他にも2005年の最優秀4歳上牝馬に輝いたスイープトウショウや桜花賞馬キストゥヘヴン、秋華賞馬ブラックエンブレムなどG1や重賞を制した名牝がズラリ。7代目三冠馬の使命は、紛れもなく「初年度産駒によるクラシック制覇」といえるだろう。