「18冠ベビー」に熱視線! 天下の超大物馬主「最高募集額」を記録で、全米最強牝馬からついに「本物」登場!?
兄のロイカバード、さらにはセレクトセールで2億7000万円という超高額で落札されながらも今年のクラシック戦線に乗れなかった兄アドマイヤアゼリも、シルヴァンシャーとまったく同じ血統を持つ全兄、つまりは18冠ベビー。
さすがに2年連続で”コケている”中、いくら良血でも第3弾となるシルヴァンシャーが「血統だけ」で注目を集めるには、いささか無理があるだろう。
シルヴァンシャーが2頭の兄と異なる最も大きな点は、この馬がセレクトセールに出品されず、日本最強のクラブ馬主サンデーレーシングのお抱えになったことだ。ましてや、その募集額は「世代最高額」を記録している。
セレクトセールで取引された兄2頭が2億5200万円、2億7000万円と超高額を記録しただけに、この募集額1億6000万円が控えめに見えてしまう。
だが、例えばブエナビスタを輩出した名牝ビワハイジの2013(エルプシャフト)でさえ1億5000万円であったことを考慮すれば、これまで期待に応えられているとは言い難いアゼリの産駒でこの価格設定は如何に高い評価、そして”強気な”評価なのかがうかがえる。
ブエナビスタだけでなく、オルフェーヴル、ジェンティルドンナといった牡牝三冠馬を輩出した天下のサンデーレーシングが強気な姿勢を示すということは、当然シルヴァンシャーに対して「自信がある」ということに他ならない。