プラチナムバレット故障で浜中俊騎手はダービーにお手馬なし…スランプ脱却へ相棒ミッキークイーンとともにヴィクトリアマイルへ挑む!
本当に今年の彼はとことん「持っていない」ようである…。
昨年のマイルCSでの斜行事件から何かと不運続きの浜中俊騎手(28、栗東・フリー)。4月にはフィリーズレビューの一件で鞍上交代となったレーヌミノルが乗り替わった途端にあっさり桜花賞を制覇するなど、まさに失敗が失敗を呼ぶ負のスパイラルに陥っているようだ。
カレンダーが5月に変わっても彼の不幸ぶりはとどまるところを知らなかった。自身が手綱を取って京都新聞杯制覇へと導き、ダービーへの最終切符を獲得したプラチナムバレット(牡3、栗東・河内洋厩舎)がレース後にまさかの故障発生。検査の結果、右トウ骨遠位端骨折と診断され、生涯一度の夢舞台への挑戦を断念せざるを得なくなってしまったのだ。
管理する河内洋調教師にとっても、開業13年目にして初のダービー出走となるはずだっただけに、その落胆は想像に難くない。もちろん直接の原因が浜中騎手の騎乗にあるとは考えづらいが、昨年末からの彼を取り巻く不吉な影を思えば、なんとなく腑に落ちるところがなくもない気がする。