マカヒキが宝塚記念から逃亡!? 「成長力の欠如」に”早熟ディープ産駒”の象徴的存在の声も……
昨年の日本ダービー馬マカヒキ(牡4、栗東・友道厩舎)が、次戦に予定していた宝塚記念(G1)を回避し、休養を取ると各スポーツ紙で報じられた。復帰予定は秋とのことだが、昨年敗れた凱旋門賞(仏G1)へのリベンジではなく、天皇賞・秋(G1)を目指すという。
記事によれば、友道康夫調教師は「完調ではない」ことを理由にあげ、加えて「雨による馬場不良が起こる可能性」を指摘し、回避すると発表。マカヒキの姿を再びファンが目にすることは秋になるが、「東京の2000mはこの馬に合っていると思う」と先のレースに対して自信をのぞかせた。
昨年のダービー馬として大きな期待を寄せられていたマカヒキだったが、凱旋門賞以降は京都記念(G2)・3着、大阪杯(G1)・4着と精彩を欠き、思うような結果は残せていない。
「宝塚記念には、早々とキタサンブラックが参戦を表明していたので、大阪杯のリベンジを期待する人も多かったと思うのですが……。かつてはサトノダイヤモンドやキタサンブラックのライバルと目されていたマカヒキも、今やその2頭からは大きく水を開けられてしまった感がありますね。
復帰戦は天皇賞・秋とのことですが、サトノダイヤモンド、キタサンブラックらは凱旋門賞に登録しているため同レースへの出走は見送られることが濃厚です。そのため今回のマカヒキのローテーションに対して、『強豪から逃げている』と批判の声が一部であがっています」(競馬誌ライター)
かつてのダービー馬としての栄光も消えかかっているように思えるマカヒキ。このままでは、”早熟のディープ産駒”の象徴的存在になってしまう可能性も捨てきれない。