JRA史上初となる女性騎手5人の直接対決が実現! 今村聖奈は不在も記録更新は時間の問題、注目すべきは話題性より馬券的な妙味?

藤田菜七子騎手

 来週行われる天皇賞・春(G1)を控え、春のG1も中休みとなる今週末だが、さらに見所が増えた女性騎手同士の直接対決も、今年の競馬の見どころのひとつといえるだろう。

 リーディング最上位の今村聖奈騎手は京都競馬場に参戦することが決まっているものの、藤田菜七子、永島まなみ、古川奈穂といった先輩女性騎手に加え、今春デビューの小林美駒騎手と河原田菜々騎手も合流。総勢6名のうち5名が福島競馬場で火花を散らすことになる。

 土日に渡って女の熱い戦いが繰り広げられる訳だが、その中でも特に注目を集めそうなのは、23日の福島7R・ 3歳未勝利(芝1200m)だ。

 本レースでは福島に参戦する女性騎手全員が騎乗するため、JRA史上初となる女性騎手5人の直接対決が実現。今村騎手の不在は残念だが、重賞開催がある京都や東京に引けを取らない盛り上がりを見せる可能性もありそうだ。

 ただ、新人騎手の2人が加わったことでJRA史上最多を更新したのだが、この記録はすぐにでも更新されることが濃厚のようだ。

「今週は京都で騎乗する今村騎手ですが、新潟が開幕する来週以降はローカルへ参戦することが濃厚です。昨年デビューした同騎手は、年間リーディングを獲得した新潟開催が非常に得意。来週の天皇賞・春から6週連続でG1が開催されることもあって、有力な騎手が中央に集まる分、勝ち星を量産したい今村騎手にとっても願ったり叶ったりでしょう。

また、他の女性ジョッキーも引き続きローカル参戦が有力。必然的に今村騎手を含めた女性ジョッキー6人の直接対決も実現する可能性が高そうです」(競馬記者)

注目すべきは話題性より馬券的な妙味?

 そこで思い出しておきたいのは、先述した女性騎手の勝率の高さだ。

 今年、4人(今村、藤田、永島、古川奈)が、初めて同一レースで顔を揃えた1月15日の小倉12Rから、これまで7度の競演で7戦5勝(今村1勝、永島3勝、古川奈1勝)と素晴らしい成績を収めた。前回、女性騎手4人(今村、藤田、永島、古川奈)が激突した2月25日の小倉開催でも2R、3R、5Rの3回の直接対決があり、永島騎手が2勝を挙げる奮闘ぶりを見せている。

 女性騎手同士のいい意味でのライバル関係が発奮材料になっているのだろうか。女性騎手が4人以上集ったレースで、女性騎手のいずれかが勝利する確率が7割を超えているだけに、5人が対決する日曜福島でも女性騎手の勝利が期待出来そうである。

 話題性の高さだけではなく、馬券的な妙味にも期待が出来そうな華麗なる競演。“意中”の女性騎手の単勝を握りしめて応援してみるのも面白いかもしれない。

高城陽

大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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