【さきたま杯(G2)展望】完全復活モーニンVS古豪ベストウォーリア「G1馬4頭」を始め例年以上の豪華メンバーが集結!
どのような展開になろうとも、上位争いには確実に加わってくる実力派のベストウォーリア。馬券の軸としてはこの上ないほどの信頼感がある故にファンも多い馬だが、勝利は2015年の南部杯(G1)から遠ざかっている。
ただ、前走のかしわ記念では1番人気に推されたものの、モーニンを捉え切れずに4着敗退。久々に馬券圏外となった。今回で7歳、30戦目。そろそろ走れる回数も限られてくるだけにここを勝って弾みをつけたいところだ。鞍上は主戦の戸崎圭太騎手が務める。
この2頭に割って入るとすれば、やはり女王ホワイトフーガ(牝5歳、美浦・高木登厩舎)が筆頭候補か。
一昨年、昨年とJBCレディスクラシック(G1)を連覇し、ダート現役最強牝馬を不動のものとしているホワイトフーガ。前走も58㎏という酷量(牡馬換算60㎏)を背負いながらも、マリーンC(G3)を3馬身差で完勝。今年で5歳だが依然、充実ぶりを発揮し続けている。
ただ、牡馬混合レースで結果を残せていないのが玉に瑕だ。昨年のさきたま杯も5着に敗退。すでに牝馬では抜けた存在であるだけに、牡馬相手でも結果を残したいところ。主戦の蛯名正義騎手には、積極的なレース運びを期待したい。
今年で10歳のシーズンとはいえ、古豪のドリームバレンチノ(牡10歳、栗東・加用正厩舎)も侮れない。
2014年のJBCスプリント(G1)制覇から早3年。今年で10歳となるドリームバレンチノだが、その力はまだまだ健在のようだ。今年もすでに黒船賞(G3)、東京スプリント(G3)と2走しているが4着、5着と崩れていない。