エアスピネルの「マイル選択」は正しかったのか? 安田記念(G1)惨敗の「裏側」と武豊騎手の心境の「変化」とは
結果的には「距離不向き」といわれながらも4着、4着、3着で走り切ったクラシックよりも着順を下げる5着。陣営にとって皮肉な結果としか述べようがない。
ただし、収穫もあった。昨年のクラシックでは「生まれた時代が悪かった」とある意味”完敗宣言”していた武豊騎手が、今回は「勝てていたかもしれない」と強く悔しがったことは大きい。
そういった意味では、未だファンの間で議論が絶えないエアスピネルのマイル路線選択ではあるが、「一定の成果があった」といえるのではないだろうか。
秋のマイルCSは、エアスピネルが重賞2勝を上げている京都のマイル戦となる。今回は残念な結果となってしまったが、秋に再び「人事」を尽くして「天命」を待つことで、今度こそ大きな実りがあるはずだ。