【函館スプリントS(G3)展望】武豊シュウジVS高松宮記念覇者セイウンコウセイ!今年のサマースプリントシリーズがド派手に開幕
今年も18日に函館競馬場で開催される函館スプリントS(G3)からサマーシリーズが開幕する。
夏競馬を彩る14の重賞をポイント制で争うサマージョッキーズと、夏のスプリント王を決めるサマースプリントシリーズの開幕戦でもある函館スプリントS。今年は夏競馬の開幕を飾るに相応しい華のあるメンバーが顔を揃えた。
中心は何といっても今年の高松宮記念(G1)を制したセイウンコウセイ(牡4歳、美浦・上原博之厩舎)に尽きる。
昨年5月までは1勝馬に過ぎなかったが、ダートから芝の短距離に矛先を替えてから8戦5勝と一気に躍進したセイウンコウセイ。トントン拍子で条件戦を駆け上がりオープンクラスで今年を迎えると、1月の淀短距離S(OP)でいきなりオープン初勝利。
さらに続くシルクロードS(G3)でも初の重賞挑戦ながら2着を確保し、高松宮記念(G1)に挑むと好位から力強く抜け出して完勝。桜花賞馬レッツゴードンキ、昨年のスプリンターズS(G1)の覇者レッドファルクスらを抑え、新たなスプリント王に上り詰めた。
今回はG1馬となって初レースとなるが、56kgで出走できることは大きい。ポイントは初の洋芝となりそうだが、稍重の高松宮記念の走りを見た限りではパワーに問題はなさそうだ。
今年の夏競馬の開幕は新スプリント王が豪快に飾る。