寄付先に迷ったら競走馬たちのふるさとへ!10月から「改悪」のふるさと納税、駆け込み需要におすすめの返礼品を紹介
今や日本人の14.9%が利用しているというふるさと納税。ポータルサイトから寄付先を選べたり、申請手順が手軽になったこともあり、年々利用者を増やしている。
そんなふるさと納税だが、10月から一部変更・改正されるという。詳細については、総務省が発表した『ふるさと納税の次期指定に向けた見直し』で確認可能だ。主な改正内容としては、付随費用も含めて寄附金額の5割以下とすること、加工品のうち熟成肉と精米の原材料が、当該地方団体と同一の都道府県内産であるものに限られるというものである。
こちらについては、返礼品の質の低下や選択肢の減少が危惧されており、見方によってはルール改悪という声も出ており、改正前の9月中に寄付をした方が得ということで、駆け込み需要も出ているようだ。
駆け込み需要におすすめの返礼品を紹介
しかし、「お得なうちに寄付をしたいけれど、選択肢が多くて迷ってしまう」という人に向けて、競馬に関係するおすすめの返礼品を紹介したい。
まず紹介するのは競馬グッズだ。日本一の馬産地である北海道日高地方には、競走馬をデザインしたグッズをそろえている自治体がいくつかある。
一例として新冠町ではオグリキャップのグッズセット、浦河町ではウイニングチケットのグッズセットという、往年のG1馬をしのぶ返礼品が掲載されている。
日高町ではサラブレッドの胎盤から抽出した成分を用いた美容品が掲載されている。「プラセンタ」と呼ばれるその成分は栄養価に優れ安全性が高く、美容効果が期待できるようだ。
中央競馬のトレーニングセンターがある自治体にも注目だ。茨城県美浦村ではポストカードやフォトプリントなど写真類が充実。滋賀県栗東市では元JRA騎手の職人が作るレザー製品が人気だ。財布やコインケースなど、丈夫で温かみのある小物がそろっている。
美浦村と栗東市で共通して掲載されているのが蹄鉄。蹄鉄は西洋では厄除けや幸運のお守りとされており、日本においても「馬は人を踏まない」ことから交通安全の縁起物とされている。
ミニサイズの蹄鉄型アクセサリーもあれば、実際に競走馬が使用していたインテリア向けの蹄鉄もある。外出先でも自宅でも気分を高めてくれるに違いない。
「オグリのふるさと」として知られる岐阜県笠松町ではオグリキャップにちなんだグッズが充実。Tシャツやニット帽といった衣料品から、大福や最中といったお菓子、サイダーや日本酒といったドリンクまで揃っている。
勝負服の生産が盛んな福島県福島市では、トップクラブの一つであるシルクレーシングのレプリカ勝負服が入手できる。ジョッキーサイズ(ワンサイズ)ということもあり、着用せずインテリアとして飾るのが無難かもしれない。
おもしろい返礼品として地方競馬の協賛レース登録がある。家族や友人たちと、自分が決めた名前のレースを観戦すれば大盛り上がり間違いなしだろう。
また返礼品なしの、完全な寄付として引退馬支援を受け付けている自治体もある。夢を見せてくれた引退馬たちの余生を支える有意義な寄付である。
昨今の物価高騰は繋養牧場の財政を圧迫しており、飼料は開業時の約2倍、電気料金は4割近く上がっている牧場もあるようだ。寄付という直接的な支援は牧場関係者にとっても救いの手となるだろう。
他にも競馬関係の返礼品は盛りだくさん。何を選べばよいかわからないという人は「競馬」をテーマに探してみてはいかがだろうか。