リメイク、ノットゥルノ、オオバンブルマイ…武豊負傷により「乗り替わり」続出。レジェンドは相棒ドウデュースとともにジャパンCへ舞い戻れるか⁉

武豊騎手 撮影:Ruriko.I

 10月29日の東京5R後、騎乗馬に蹴られたことで負傷した武豊騎手。当日の後続レースは全て騎手変更となってしまった。

 特に天皇賞・秋(G1)で20年来の付き合いのある松島正昭オーナーから託され、デビュー以来常に手綱をとってきたドウデュースに乗れなかったことはショックだったに違いない。

 武騎手は負傷後に「右足を蹴られました。乗れるかなと思ったけど、みるみるうちに痛みと腫れが増していきました。歩けないですからね。骨折はしていません。早く治します」と大事には至っていない旨をコメント。

武豊騎手負傷により「乗り替わり」続出…

 しかし早々の復帰は難しかったようで、3日に大井競馬場で行われるJBCの騎乗は見送りとなった。変更後の騎手は以下の通り。

JBCスプリント(G1 ダート1200m)
リメイク 御神本訓史騎手

JBCクラシック(G1 ダート2000m)
ノットゥルノ 森泰斗騎手

JBCレディスクラシック(G1 ダート1800m)
アイコンテーラー 松山弘平騎手

 重賞2連勝中のリメイク、ジャパンダートダービー(G1)を制したノットゥルノ、シリウスS(G3)2着のアイコンテーラーといずれも実力馬だ。中央・地方のトップジョッキーに乗り替わってはいるものの、レジェンドを背にした姿への期待は高かっただろう。

 また4日にオーストラリアで行われるザ・ゴールデンイーグルでの騎乗も取りやめ。NHKマイルC(G1)で3着に導いたオオバンブルマイにも騎乗できなくなってしまった。騎乗依頼の多い武騎手離脱の影響の大きさを痛感させられる。

 そして最も気になるのは26日のジャパンC(G1)でドウデュースに再び騎乗予定であることだろう。東京芝2400mはかつてイクイノックスを退け日本ダービー(G1)を制した舞台というだけあって期待がかかる。

 友道康夫調教師が「これが実力ではありません」と断言するほど、天皇賞・秋で不完全燃焼だったドウデュース。武騎手には何とかジャパンCまでに復帰し、相棒の力を100%引き出してもらいたい。レジェンドの一日でも早い回復を祈るばかりだ。

GJ 編集部

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