C.ルメール騎手が武豊騎手の「トラウマ」を再び抉る!? 未完の大器シャケトラと「キタサンブラックの倒し方」を知る男が描く大番狂わせ


 そんなルメール騎手には、すでに打倒キタサンブラックに向けた明確なプランがありそうだ。

これまで阪神で3戦3勝と抜群の相性を誇るシャケトラだが、本番と同じ2200mの境港特別(1000万下)を勝利したのがルメール騎手とのコンビだった。

 自らが跨った1週前追い切りでは、”あの時”よりも「とても気分よく走っている」と目を細めたルメール騎手。栗東のウッドコースで6ハロン80.3秒は目立った時計ではないが「4コーナーからいい反応。長く脚を使ってくれて、とてもいい感じ」と本番を見据えた追い切りの内容だったことは明らかだった。

 武豊騎手が大本命に騎乗するグランプリという点では、ディープインパクトが初めて敗れた2005年の有馬記念は未だ多くのファンの記憶に残っている。その時に、果敢な先行策から国民的大スターを完封したのが、ハーツクライに騎乗するルメール騎手だった。武豊騎手も軽い”トラウマ”として当然覚えているはずだ。

 あれから11年。「前」と「後」は入れ替わったが、念願のダービー制覇を達成したばかりのルメール騎手が再び武豊騎手に大番狂わせを仕掛ける。

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